第14回 桂よね吉アーズローカス寄席
昨夜は14回目となるアーズローカス寄席が催されました。
会員の中井さんと桂よね吉さんとのご縁が有り、2006年5月の会を始めとして今年で8年目。 最初から続けてAL寄席に来てくださっている方も多く、「回を重ねる毎にどんどん聴かせる噺家さんになってこられてたね」という感想多数、そんなよね吉さんの落語を聴きたい!、と今回もたくさんの方が足を運んでくださいました。
当日、夜の開演を前に、高座などの会場設営にも中井さん、田中さん、奥田さんが駆けつけてくださり、こちらの三人さんは慣れたもの、トントンと5Fのホールが寄席に変身していきます。
ご覧になられた方も多いと思いますが、屏風も高座に上がるための階段、演者さんの名前を書ける名札立て(なびらたてと言います)、看板もぜーんぶ手作りです。大道具・小道具が充実しているのです。
高座にはこんな↑足組があり、この上に机を並べて、毛氈をかけて…。 もちろんこの足組も手作りです!
ALの肘掛け椅子ありったけをホール内に並べてお客さんを迎える準備も完了です。
今日はAL寄席を「ホームグランド」と言っておられるよね吉さんが、どうしてもしたい演目が有るとのことで、お三味線の囃子方さんにもスケジュールを無理言って来てくださっていたようです。
お三味線などの鳴り物は出囃子だけでなく、噺の中で情景描写などを三味線、太鼓、笛などで擬音として表現する上方落語独自の「はめもの」として活躍します。今回のよね吉さんの落語の中でもたくさん用いられました。とっても臨場感豊かで忘れがたい落語だったのではないでしょうか?
よね吉さんの本日の題目は お好きな歌舞伎ものより 『中村仲蔵』
春のこの時期にピッタリ、お花見から始まる『愛宕山』
そして桂鯛蔵さんが詰まる・つまらないが面白い『二人ぐせ』
桂二葉(かつらによう)さんが『牛ほめ』 を好演してくださいました。
お天気は花冷え寒さでしたが、楽しい落語に皆さん足取りも軽く帰途につかれたようです。
気になる次回はいつ?! 決まり次第またお知らせいたしますので、楽しみにお待ちくださいね。
ご来場、ありがとうございました。
(小柳 記)