散歩気分でハイキング 4月24日
少し時間がたってしまいましたが、今年最初のハイキングの様子をお届けします。
今回出かけたのは、奈良県と大阪府との県境の山である『葛城山』です。
この山は標高959.7mで冬には樹氷の中を歩けるという人気の山です。そして、春はなんといっても「ツツジ」が有名なのですが、出かけた4月下旬ではふもとではツツジが咲き始めていても山上では山桜もこれからという気温の差があり、まだまだ。
季節を一歩戻って、こぶしやカタクリの花が出迎えてくれるそんな早春の景色を見ることができました。
もう一つ嬉しいお出迎えがギフ蝶です。
「早春の女神」という称されるギフ蝶は個体数が激減していて希少な蝶です。カンアオイ(葵祭の祭礼に着けられるフタバアオイもカンアオイ属)を食草に、羽化したあとはカタクリの花に集まってきます。ギフ蝶も人を恐れることなく、ひらひらと飛んでいました。
ススキ野原が広がる山上を散策します。
ほんとうに良いお天気♪
今回は登りの2/3がキツイ登山道だったので、往復ロープウェイで山上散策という楽ちんハイキングでした。
お天気にも恵まれて少し白っぽい風景ではありましたが、奈良盆地、大阪平野を西に東にと眺める抜群のロケーションでお弁当を食べました。(あべのハルカスがわからなかったのが残念…)
この景色の背後には、「一目百万本のツツジ」が控えています。この日はまだ蕾も固かったですが5月中旬くらいが満開予定とのことです。
穏やかな山道を散策し、再びロープウェイで下山しました。
車窓からは大和盆地の風景が広がり、たくさんのため池や大和三山が見られ、あちらこちらを指さしながら下りていくのも楽しかったです。
今まで出かけた奈良を拠点としたハイキングの中では珍しくピークハントでしたが、穏やかで優しい奈良の風景は変わらず♪ 散歩気分で過ごしたハイキングでした。
(小柳 記)