ARS LOCUS 大人の小学校 アーズローカス

拓本に挑戦! ~書を楽しむ~

もと今日は立春。久しぶりに気持ちのいいお天気になりましたね!

先週の土曜日、雪も降りそうなさむ~い日、アーズローカスでは「書を楽しむ」の時間に「拓本」の作成が行われました。

初めて見本を見たときの私。…立派だなぁ。小学校のときの版画と同じ?どうやるの???ごめんなさい。無知でした。
当日、実際にされているところを見て、どんどんと興味がわいてきました。

拓本は今でいうコピーと同じ。
コピーもカメラもない時代、石碑に書かれている文字を拓本にして持ち帰り、勉強していたとのこと。
なるほど。なるほど。

さて、拓本づくりをご紹介します。
水でもとの版の上に半紙を敷き、まずは水分を含ませていきます。
その後、掘り込んである文字に沿って、湿った紙を文字のくぼみに入れ、
丁寧にかたどります。
この時、力を入れすぎると…あ!!!!追いすぎた~!!!
(紙がやぶけてしまいました。)
さあ、気を取り直して、やり直し!

その後、少し水分をふきとって…。墨汁でポンポンポン。

 墨でポンポン

水で濡らした後に墨汁って…にじんでしまうのでは??この墨、油性だそうです。なるほど!
ポンポンポンと簡単そうに見えますが、力の入れ加減でポンポンの外側の輪のあとがついてしまったり、中心部分と外側と、均等に力を加えてたたいていくのが難しいんだそうです。簡単にはできない、一枚づつ出来上がりが違うからまた面白い。シンプルな作業の中に驚きがたくさんです。

でき上がり きれいに出来上がりました!!乾くのには2~3日かかるんだそうですよ。ちなみに、このポンポンと墨でたたいていくのが上手だと、紙の裏側や本体には全く墨がつかずに、きれいな状態だそうです。
だから石碑でも上手な人は汚さずにできるんですね。
これを額に入れると、いい雰囲気になるんです!

書を楽しむは、なるほど!がたくさんでわくわくします。
大きな文字を書かれる方、小さな文字を書かれる方、ご本人の好みによっていろいろです。
お顔をお見せできないのが残念ですが、皆さん楽しまれていることが何より伝わってきます。

書を楽しむは月に1回、土曜日の午前中。興味をお持ちの方はお気軽にお声かけくださいね。

皆様、わくわくをありがとうございました(*^_^*)

佐加恵 記