「中東・レバノンの難民支援について」のお話を聞く会
2月12日(金)、ご縁があり、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)でレバノンの難民支援に携わっておられる吉波佐希子さんに難民問題の基本的なことや難民支援について、写真や資料 を交えてお話をお聞きすることができました。
トントンと決まったお話を聞く会でしたが、エレベーターや掲示板等での案内のみにもかかわらず、現場の最前線で支援活動をしておられる吉波さんから直接お話を聞ける貴重な機会という事で、多くの方(15人)が参加されました。
吉波さんのお話・難民問題や歴史、UNHCRの活動、日本の支援状況、国際社会としてどのような行動をしていくのが望まれているのか等々、今まで具体的に知らなかったことに触れ、難民支援にまつわる様々な事が心に迫ってきます。
お話の後の質問の時間には、参加の皆さんが持たれた率直な疑問、ご自分の経験から生まれたどんなことが出来るのかなどの意見を求める声がたくさん出ていました。終わった後も吉波さんを囲んで活発に意見交換されました。
お話の後半、「緊急を要する支援を最優先させつつ、困難の中にある人たちがこれから帰還、定住後、それぞれのコミュニティで一緒に生きていける方法を整備する必要がある」という言葉を一つの大きなヒントにして、「自分を生きたい」という誰しもが持つあたりまえの願いにどうしたら近づけるのか、それを一生懸命考えたい、動きたいと思います。
吉波さん、貴重なお話を聞く機会をありがとうございました。
(2021年3月14日 小柳 記)