第3回 男の美食倶楽部 (3月15日)
「春を愛で・食を愛で・酒を愛でる会」のお誘いにたくさんの会員さんがお腹を減らしてお集まりくださいました。
今回は食材に味を入れる、冷やし固めておくなど時間がかかるお料理があったこともあり、前日よりすでに調理はスタートしました。 陣頭指揮の宇野さんと5人の料理人さんによる料理の数々、楽しみですね。
前日からの仕込みで、しっかりと味が入った和風ローストビーフ。美しい盛り付けでさらに美味しそうですねぇ!!
こちらでは生春巻き作り。ライスペーパーが戻しすぎると破け、硬いと包めないとなかなか手ごわいのですが、少し温度を下げたお湯に浸して濡らしたペーパーの上に乗せて適度な水分が廻るのを確かめてから包むというこだわり様にびっくりです。
わかりますか?エビとアボカドがいい感じで透けて見えていますよ~。濡らしたペーパーでふたをして。こうするとライスペーパーが乾燥しません。すごい!
厨房の中では30切れものタラの身をソテー中。
タラはご存知のように身がとっても柔らかいので適度にこんがり、パサつかないように両面焼くのがなかなか難しいのですが、丁寧に、且つ二つのフライパンを操り焼く姿は職人さんの様です。
熱いものは熱く、冷たいものは冷たく、色の鮮やかなものは直前に火を通す、といったお料理の最終章は美食倶楽部がスタートしてから。
今回は、「春うらら」「まんさくの花」等はんなりしたネーミングの春らしいお酒が用意され、皆さんの気持ちも上がります。末澤さんの音頭で乾杯して宴が始まりました。
美味しそう…、和風ローストビーフ
色鮮やか・厚揚げの春野菜あんかけ
パンチの効いた一品・タラのピリ辛焼き
立派な・蛤の潮汁
初めて調理に参加のMさんは、この蛤から出たおつゆの乳白色(タウリンの色)に「何とも言えない、春霞のような」と作り手が感じる変化する色に感じ入っておられました。
どんどんテーブルに上がるお料理のあとはデザート。本日のデコポンゼリー、こちらは打ち合わせの時に、せっかくだからデコポンの皮を器にしようと皆さんで決められたもの。功を成しています。なめらかで美味しいゼリーでした。
後半には3月のお誕生日会が。みんなで「ハッピーバースデー♪」の歌と急遽、紅白の梅のプレゼント。 おめでとうございます。
N さんはムフフ?歳になられるとのことで、皆さんからしきりに遊びのお誘いがかかっていました。
宴もたけなわ、名残惜しいのですが、そろそろお開きです。 M さんのリードで恒例の三本〆、次回の宴もどうぞ、お楽しみになさってください。
二日に渡る準備、調理、料理人の皆さん、そして宇野さん、ありがとうございました。
(小柳 記)